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言葉

2013年 1月24日

 

どの人も、今まで生きてきたバックグラウンドが違って当たり前ですから、

言葉の意味や解釈はそれぞれに違います。

 

「赤」という言葉が表す色、印象はそれぞれ違います。

「嬉しい」という言葉が表す感覚、イメージはそれぞれ違います。

 

言葉は、言葉が先に産まれたのでなく、

言葉に替えてでも伝えたいモノ、イメージ、感覚、があって、

それが先にあった上で、言葉が産まれますので、

言葉自体、抽象的な代名詞でしかなく、

言葉の起源となる「何か」は、生きてきたバックグラウンドが違えば、

当然違ってきます。

 

そのため、相手の言葉を、自分の中のバッググラウンドで解釈すると、

同じ日本語を使っているのに、

伝わりきらない事や、誤解してしまう事が出てきます。

 

なので、お客さんと話す時や、ホームページの文章を考える際に、日常会話においても、

「自分語で話すのでなく、相手の言語で話す」

「言っている事を聞くのではなく、何を言おうとしているのかを聞く」

という事が大切なんだと思います。

 

何を言おうとしているのかが分からなければ、分かるまで聞く。

言っている事が伝わらないのであれば、分かってもらえるまで伝える。

 

実際、相手自身が何を言おうとしているのか、

自分自身が何を言おうとしているのか、

を、自分でも認識していない事って結構ありますよね。

 

なので、相手を知ろうとしながら、自分の事を自分で知ろうとしながら、

お互いに自分自身、相手自身を知っていくのが、

コミュニケーションの本来の目的なんだと思います。

 

「言っている事」ではなく「言おうとしていること」を意識してコミュニケーションを取ると、

意外にシンプルなことが多いなぁって思います。

 

お客さんのディレクションをしていて、ふと思ったので、言葉について書いてみました。

 

あ、本年初コラムですね・・・今年もよろしくお願いします。

 

 

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